忽布古丹/Lupurillo Bavaria(ホップコタン/ルプリロバーバリア)感想

good!(美味しい)ニガニガ柑橘IPA

こんにちは。忽布古丹のLupurillo Bavariaを飲みました。今回のIPAはLupulinatorという濃縮ホップを使用しているそうなのですが、そんな濃縮ホップなんて聞いたことがありませんでした。それもそのはずLupulinatorはドイツ産の濃縮ホップなのです。Cryo Hopみたいなものらしいのですが、詳しい製法は軽く調べた感じでは分かりませんでした。

飲んだ日付:2023年11月1日

概要

産地:北海道上富良野町
値段(税込):825円
味による区分:ニガニガ柑橘IPA
スタイル:ジャーマンスタイルIPA
アルコール度数:7.0%
使用ホップ:German Amarillo,Mandarina Bavaria(両者ともLupulinatorという濃縮ホップ)
※「味による区分」についてはこちらを参照

公式コメント

HVGは1953年にドイツで設立されたホップのサプライヤーです。今回は彼らの自信作である「Lupulinator(英語では「ルプリネーター」、ドイツ語では「ルプリナートル」)という濃縮ホップを使い、これまでの硬派なドイツビールのイメージを覆すIPAに挑戦しました。最も興味深かった「German Amarillo(ドイツ産アマリロ)」と「Mandarina Bavaria(マンダリーナ・バーバリア)」の2つの品種のLupulinatorを今回の主役に抜擢しました。Amarilloは煮詰めたオレンジや甘めのグレープフルーツのような柑橘感を持っています。また、Mandarina Bavariaも似た特徴を持っていて、熟したミカンと未熟な青いミカンをミックスしたかのような甘みと青みを私たちは気に入っています。それらのホップが濃縮加工されたことにより、それぞれのフレーバーがより鮮明になり、より輪郭のハッキリとした表情が見えてきました。一方で、通常のホップよりもホップの葉の部分が大幅に削減されているため、青みのある印象はかなり落ち着いたように感じられます。これらのドイツ産ホップを使った私たちのIPAは、透明度の高い黄金色の外観で、泡はきめ細かく弾力があります。オレンジとその果皮のようなシトラスビター、乾燥した大地を連想する土や草の香り、わずかにパイナップルのようなトロピカル感、そして持続性のあるしっかりとした苦みが楽しめます。味わいの濃淡は、ビールの温度の上昇とともに濃くなっていくことでしょう。ドイツ産ホップの新しいカタチを知り、選択肢の幅が広がったことは喜ばしいことです。これからのドイツ産ホップの更なる革新に注目していきたいです。

僕のレビュー

香り:オレンジの皮、ハチミツ、土
ボディ:ライト
味:柑橘、甘さ、優しい苦み。総じて皮ごとオレンジって感じです。苦さは飲み進めると強くなってきた。シトラとは違う濃厚ではないけど自然な柑橘で良き。ノーブルホップらしい植物がいないのは濃縮のおかげかねぇ。なんか土っぽいのもいるかも

総評

ドイツの新しい風を感じさせるIPAでした。ドイツだけではなくチェコ、フランス等を含むホップはノーブルホップが主体で、それらの味わいはキレイな植物がメインで構成されています。今回のIPAは柑橘の味わいがメインでサブにハチミツの甘さがいる感じです。その柑橘の味わいがアメリカンホップのCitraとは異なり自然な感じなのが良く、初体験の味でした。

ヨーロッパ産のホップはノーブルホップがメインでIPAに使うとしても、隠し味が限界だと思ってました。今回のIPAはドイツ産ホップの新たな可能性を感じされる素晴らしいものと言えます。国産の濃縮ホップも出てきて欲しいものです。

コメント

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