こんにちは。志賀高原の其の二十を飲みました。志賀高原さんの20周年を記念したビールです。10周年の時に作られた酒米を使ったIPAである其の十をバレルエイジしたものが其の二十になります。軽めのIPAである其の十をバレルエイジしたものなので、どうなったか想像できませんが志賀高原さんだから大丈夫でしょう。
飲んだ日付:2025年3月8日
概要
生産地:長野県 下高井郡
値段(税込):857円
味による区分:-(区分できませんでした)
スタイル:バレルエイジドIPA
アルコール度数:7.5%
使用ホップ:不明
※「味による区分」についてはこちらを参照
公式コメント
其の二十 / 20th Anniversary Barrel Aged IPA、発売です!
20周年でなにをつくろうかと思った時に、頭に浮かんだのが 其の十 のこと。
10周年でつくって以来大人気で、今では準定番という名のほぼ定番商品。
同じく大人気の THE FAR EAST のことも頭に浮かびました、
で、ストレートのウイスキーに対してのハイボール的に、其の十を、イチローズモルトさんの樽で熟成したら面白いんじゃないかということで、例によって乱暴なアイディアを即実行したのがこの其の二十というわけです。
さすがに届いたばかりのウイスキー樽ではフレーバーが強すぎるだろうということで、前回の THE FAR EAST の樽空けのタイミングに合わせて、ベースの其の十を醸造。
4ヶ月間超の熟成を経て仕上げました。
7.5%、IBU76。
度数は、ベースの其の十とかわりません。
ウイスキー樽からくるオークとウイスキーの香りに、其の十のホップの香りが組み合わされて、唯一無二の感じ。
もともとの爽快な柑橘感に、パッションフルーツやパイナップルみたいなトロピカルな要素が加わったのが不思議な感じです。
香りのインパクトで、其の十よりは飲み応えを感じますが、ドライなのはかわりありません。
食中酒としても楽しんでいただける、かなり面白いものができたのではないかと思っています。
これも、また時々つくれるといいな。
どうぞよろしくお願いします、
ご感想もお待ちしております。
僕のレビュー
香り:完熟パイナップル、木の要素もある、グレフル
ボディ:ライト
味:入りはパイナップルの甘さ、後から滑らかなメープルシロップ、後味はほんの少しのグレフルと木の渋みで終わる。軽めなのにバレルエイジの要素はしっかり乗ってる。
総評
ライトなボディなのにバレルエイジの要素が乗っている不思議なIPAでした。バレルエイジのIPAは熟成に耐えられるようにボディが厚いです。しかしライトな其の十を使った結果、ライトなボディはそのままにバレルエイジの要素が乗っかっています。バレルエイジの要素とはパイナップルの甘さと木のニュアンスですね。当然IPAの要素もいますが、元の其の十と比べると薄くなっている印象でした。
IPAの新境地を感じる1本です。バレルエイジIPAはハイアルコールなフルボディに樽熟成で要素を足していくものだと思ってました。しかし其の二十はライトボディなIPAに樽の要素を足すことで、新しい味わいを見せてくれます。ブラックIPAのようなIPAと樽が喧嘩しているような印象も受けますが、噛み合いが完璧ならとんでもないものを生み出すかもしれません。
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