こんにちは。West Coast BrewingのThe Lupulin Treeを飲みました。WCBの5周年記念となるビールです。色々なビールが出ましたが、空輸ホップのヘイジーという僕が好きそうな味わいのこちらをチョイスしました。それにしてもWCBも5周年ですか~、僕が本格的にIPAを飲み始めた時からずっと国産クラフトビールのトップランナーでした。IPAとは関係ないですが、僕がサワーエールに目覚めたきっかけのブルワリーで推しブルワリーの1つです。新商品を必ず買うわけではないですが、予算が余った時の購入先としてよく使っています。
飲んだ日付:2024年6月29日
概要
生産地:静岡県静岡市
値段(税込):1,539円
味による区分:甘々フルーティーIPA
スタイル:ヘイジーダブルIPA
アルコール度数:8.5%
使用ホップ: Nelson Sauvin,Peacharine,Riwawka,Riwaka CGX
※「味による区分」についてはこちらを参照
公式コメント
初リリース!Hazy Double IPA!
こちらもWCB5周年のビールです!
[1]モルト構成ではOat/Wheatで計48%の割合、とろっとしたボディ感を持たせています。
[2]こちらも発酵初期にRiwaka CGXを投入して、ホップのもつ柑橘とパイナップルのキャラクターを下味としてつけています。
[3]何と言ってもメインはこちら!「2024年収穫Freestyle Hops」を初使用!船便ではなく、今回のためにホップを空輸で入手しました!
数ある2024年サンプルの中からブルワー内評価の高かった「Nelson Sauvin / Peacharine / Riwaka」を起用。
Peacharineは名前のとおり桃のようなキャラクター、遅い収穫時期のNelson Sauvin由来のマンゴー感、Riwakaの柑橘とパイナップルをアロマとフレーバーにつけました。
仕上がりは洋ナシ、パイナップル、ほのかにオレンジ、そしてバニラとマシュマロのような甘いニュアンスに!
*****
WCB 5th Anniversary Beer!!!!!
その昔、Hop Dudeの始祖“Hop Oracle”が
時間をかけ大事に育てあげたと言い伝えられてきた
「The Lupulin Tree」。
長い時を重ね彼が概念となった現代もなお、
この世界において多くの巡礼者たちが訪れる
神聖な場所とされている。
しかし昨今の度重なるダークサイド勢の攻撃により、
エネルギーに満ちあふれていたホップは見事に刈り取られ、
生気を失い枯れはじめたことが問題となっていた。
「決してホップを絶やしてはいけない」という先祖伝承を守り
Alchemistたちは海を越え驚愕の行動に出る。
造る前から超絶フレッシュ(嬉)!
WCBが大好きな @freestylehops の“2024年収穫ロット”の獲れたてホップを、いち早く買い付けて空輸でNZ→Japanへ飛ばし、どこよりも早く皆さまへお届け。
パパイヤ・マンゴー・パイナップルと豊かなトロピカルアロマ3連発。オレンジやグレープフルーツ感ある柑橘フレーバーと絡み合い、メロンなどストーンフルーツのニュアンスもともなう味わい。さらにマシュマロやバニラを彷彿とさせる甘い芳香が、グラッシーな香りを引き立てバランスの良い仕上がりに。
過去から未来へ受け継がれる永遠の木。
眩しいほどの輝きは、新たに実った豊かなホップたち。
ビールの完成と共に、辺り一面に光が射す。
僕のレビュー
香り:新鮮なシャインマスカット、桃、マンゴー、オレンジ
ボディ:ミディアム
味:洋梨、マンゴーあたりの甘い果物からはじまる。後味にフレッシュな白ブドウ(シャインマスカットほどの甘さはない)とグレープフルーツ。苦みはグレフル程度の自然な感じ。舌触りが露骨に滑らかなのが気になる。温くなると白ブドウがかなり優勢です。
総評
果物が沢山いて美味しいです。小学生が初めてフルーツパフェを食べたような感想になりましたが、コンテンツの量が圧倒的です。特に白ブドウが際立っており、香りでは甘さも相まってシャインマスカットを彷彿とさせます。惜しむところは口当たりの滑らかさでしょうか。滑らかさが濃すぎて舌に残る感じです。これは好みの問題で出来が悪いとかではないですが、僕はサラッとしている方が好みなのでそこが無ければ完璧だったな~というのが総評になります。
ただこのコンテンツの多さは国内はおろか海外のトップブルワーと比較しても多い方なので、飲んでいて楽しいIPAと言えるでしょう。WCBではあまり見ないタイプかつクオリティーが高い5周年記念にふさわしいIPAでした。
コメント