志賀高原 x 箕面/木樽熟成 山伏 taro 感想

good!(美味しい)その他のビール

こんにちは。志賀高原 x 箕面の木樽熟成 山伏 taroを飲みました。志賀高原さんのファームハウスエールシリーズである「山伏」。本ブログでは初登場ですが、実はそこそこ飲んでいます。家族へのお土産や友人とのパーティーの際などの”特別な”時ですね。そんな時に写真をパシャパシャ撮り、テイスティングノートをポチポチ書くわけにはいかないのですよ。今回は初の缶ということで、なんでもない平日に飲んでいきます。スペックは箕面さんとのコラボで桃のバレルエイジセゾン。絶対美味しいやつじゃないですか。

飲んだ日付:2025年10月16日

概要

生産地:長野県 下高井郡
値段(税込):1,857円
味による区分:-
スタイル:バレルエイジセゾン
アルコール度数:6.5%
使用ホップ:不明
※「味による区分」についてはこちらを参照

公式コメント

ぼくらにとって、とても大切なビール、ついにリリースです!

箕面ビール x 山伏 / 木樽熟成 山伏 “taro”!

箕面ビールさんはぼくらにとってずっと憧れの大先輩であり、勝手に尊敬する長年の大切な友人だと思っています。

何度も書きましたが、ずっと一緒にビールをつくろうとお互いにいいながらもやっと実現したのがこのコラボ。

あちらの工場でつくったMONKEY & DRAGON に続いて、うちでこれを仕込んだのは同じ2023年の11月。

箕面ビールさんお得意の桃(白鳳)をふんだんにつかったベースはヴァイツェンではなくセゾンで。

たっぷりの桃を二度加えてから木樽で熟成。

テイスティングを重ねて、納得いくまで時間をかけたらうちの20周年を過ぎちゃって21周年でのリリースに。

実は、最終的に2種類のブレンドをつくることを決めたうち、今回発売するのはそのうちの片方です。

17ヶ月ワイン樽で熟成した 6本と、15ヶ月ウイスキー熟成1本のブレンドです。

こちらのブレンドは全量、缶でのリリースとなりました。

6.5%。

色はやや濃いめのブロンドというかゴールド。

たぶんたっぷりつかった桃が理由か、ちょっととろりと液体粘度が高い感じ。

白桃の香りに加えて、梅やプラムのようなニュアンスも加わって、ちょっと黄色い桃感も。

元祖の桃ヴァイツェンとの一番の違いは粘度以上にやはり酸味。

木樽熟成の山伏シリーズとしてはそれほど強くはないといっても、しっかり酸を感じます。

「とろり」なんて書いたけど、もちろんフィニッシュはドライ。

今までにない感じに仕上がったと思っています。

手応えバッチリではあったのですが、時を経て、何度もテイスティングを繰り返しているうちに「桃感は十分なのか?」とか「桃と甘さは相性いいけど桃と酸ってどうよ?」とか、色々心配にもなりました。

元々は 木樽熟成 山伏 / momo みたいな名前を想像していたのですが、なんか桃を名乗っていいのか不安にも。

味の方は、ずっとうまいのですが。

というわけで、結局

「桃から生まれた」

“taro”

になりました。

うちでつくった箕面ビールさんとのコラボ第一弾という意味の長男的意味の「太郎」も兼ねてね。

心配していた「桃感」ですが、これはもうお飲みいただくのが一番ではあるのですが、長期の熟成後のブレンドそして缶内再発酵も経て仕上がってみたら、これがしっかり桃なわけです。

本当に安心しました。

時間はかかったけど、この大事なコラボが、山伏のはじめての缶としてリリースできるのは本当に最高。

みなさんに、是非お試しいただきたいやつです!

僕のレビュー

香り:酵母の酸味、スモモ、プラム、バナナ
ボディ:ミディアム
味:セゾンらしい酸味からほんのり桃が駆け抜ける。樽の要素が後から来るレーズンとか木材系の味。温くなると苦みが強くなる。

総評

素晴らしいバレルエイジセゾンでした。セゾンは色々飲んで無いので詳しくは書けないですけど、バレルエイジのおかげで後味に深みが出ており美味しく感じます。要素はセゾンの酵母由来の酸味、ほんのりと香る桃の風味、樽由来のレーズンも木材ですが、どれも突出しておらずいいバランスです。

今回が初体験ですが、なんもない日の山伏もいいですね。万人受けするかつシャンパンのような飲み口なので、特別な日にしか使っていないのを後悔してしまうほどです。各種おつまみとの相性も良いので、皆様もお試しください。

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