ヤッホーブルーイング/Hazy IPA 2024 感想

すっきりフルーティーIPA

こんにちは。ヤッホーブルーイングのHazy IPA 2024を飲みました。いや~ついにきましたねヤッホーのHazy。これまで福袋の限定ビール等では出てましたが、今回のは「ヘイジーチャレンジ」と銘打って全国展開の先駆けとして作られたものになります。今回のビールも全国展開のテストかどうか分かりませんが常温(8月に届いたのでアツアツ)で届いたので、劣化具合が気になるのですがどうでしょうか?

飲んだ日付:2024年9月7日

概要

生産地:日本(長野県佐久市?)
値段(税込):不明(500円ぐらいになるのかなぁ)
味による区分:すっきりフルーティーIPA
スタイル:ヘイジーIPA
アルコール度数:6.0%
使用ホップ:不明
※「味による区分」についてはこちらを参照

公式コメント

ホップが生むマンゴーやパイナップルを思わせるトロピカルな香りや味わいと、濁りによって生まれるシルキーでまろやかな口当たりが楽しめるビールです。

僕のレビュー

香り:乳酸系の醗酵臭、ほんの少しのパイナップル
ボディ:ミディアム
味:全体的に薄い。微かなマンゴーとパイナップル。後味は少し苦い。舌触りは滑らか。酸味も少しあるような。温くなるとパッションフルーツのようなものがようやく見える。

総評

このIPAをヘイジーIPAと私は認めたくないです。味がうすいんですよね。ギリギリ分かる程度のマンゴーとパイナップルがある程度で、それ以外の要素は後味の苦みぐらいとなっています。ほめるところがあるとしたら舌触りの滑らかさでしょうか。オーツ由来だと思われる心地よい舌触りです。

特集ページをみると「日本のヘイジーIPAのスタンダードになるビール」がテーマらしいですが、このまま発売したらそうはならないでしょう。普段クラフトビールを飲まない人からすると「苦みが少なくて面白いね~」とは言われそうですが、少しでも飲んでいる人からは「物足りんなぁ~」言われてしまいます。うちゅう、WCB等の本場アメリカにも引けを取らないヘイジーが日本市場に普及しているからですね。

また、ヘイジーIPAの魅力である「濁り・とろみのあるテクスチャー・ホップアロマ」の3要素をしっかり押さえたいとも書かれていましたが、他2つはともかく濁りは違うからなと言いたくなります。ヘイジーの濁りは味を追求した結果生まれた偶然の産物であり、魅力でもなんでもないのです。分かりやすく伝えるためにあえて書いた可能性が高いと思いますが、もやっとします。

開催されている「まるで○○選手権」に則り、「まるで卒業論文のような味わい!」というのを総評とさせていただきます。ヘイジーIPAを作るという目的があって、それに間に合わせるために作られたIPA。正確には「大量生産、安めの販売価格、常温発送」という厳しい制約の中やっと形になったIPAです。今後のアプローチはどうするか分かりませんが、値段は高くてもいいのでホップの使用量を増やす方向に行って欲しいものですね。

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