伊勢角麦酒/ご褒美IPA 感想

すっきりフルーティーIPA

こんにちは。伊勢角麦酒のご褒美IPAを飲みました。伊勢角麦酒の青缶IPAが終売となって久しいですが、その後に登場したIPAがこちらになります。最初はローソン系列限定での流通でしたが、私はやまやで購入しました。販路を拡大しているということはこいつが新しい定番となるのでしょうか?

飲んだ日付:2025年7月16日

概要

生産地:三重県伊勢市
値段(税込):400円ぐらい
味による区分:すっきりフルーティーIPA
スタイル:ウエストコーストIPA
アルコール度数:6.0%
使用ホップ:不明
※「味による区分」についてはこちらを参照

公式コメント

マンゴーのようなトロピカルな香りとクリーンな苦みが特徴的
ライトゴールドカラーの薄く霞がかった外観。モルトキャラクターは控えめで、ホップアロマが力強く立ち上がります。ボディは軽めでドライ。パイナップル、パッションフルーツの南国感が溢れるトップノートから、ダンク・グラッシーなフレーバーが広がり、クリーンな苦みとともに切れていきます。

現代のWest Coast IPAの流れに則ったレシピ設計
クリーンでプレーンなベースに、大量のホップでキャラクター付けを行いました。モルト配合は淡色のピルスナーモルトのみを使用し、なるべくホップアロマをマスクする要素を排除しています。発酵はなるべく低温でゆっくりと行い、ホップアロマの揮散を抑え、かつホップアロマをマスクする発酵由来の香気成分を抑えました。酵母のストレスをなるべく抑えるため、ハイアルコールのベルジャンビアで行われる補糖の方法を採用しました。これにより、バイオトランスフォーメーションによるホップアロマの重層化効果も得ることができました。

ブルワー 山宮拓馬からのコメント
ホップは栽培による環境負荷が高い植物です。加えてISEKADOで主に使用するホップはアメリカ産です。太平洋を渡る原材料輸送に多大なエネルギーを消費しています。その反面、昨今の人気のIPAのレシピは、10年前に比べて数倍・数十倍もの量のホップを使用します。サステナブルなブルワリー経営においては、「お客様の求めるビールを作ること」と「環境負荷を低減すること」を両立することが1つの課題となっています。『ご褒美IPA』はホップを効率的に利用する新たな抽出方法を実験的に取り入れたWest Coast IPAです。

僕のレビュー

香り:クリーンな発酵臭、クリスプな麦、ほんの少しのマンゴー
ボディ:ライト
味:麦もボディも軽く、ホップの風味が少ない。ちょっとだけモザイクのマンゴーを感じるけど、意識しないと厳しい。

総評

ギリギリIPAでした。ボディは軽く、麦味も薄く、ホップの風味も薄め。なんとなく感じるマンゴーでIPAだと主張してきますが正直厳しいです。ホップ多めのピルスナーの派生形と言った方がしっくりきます。

このビールを「現代のウエストコーストIPA」というのは少し違和感がありますね。輪郭は似てるとは思いますが、肝心の中身(ホップの味)が伴っていません。ホップが主役のスタイルなのにホップの味がいない、天ぷらがない天丼のようなものです。値段を考えると仕方ない部分もありますが、もう少し頑張ってほしいなぁ~と思ってしまいます。

コメント

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