こんにちは。伊勢角屋麦酒のYQH1320 ホップスターIPAを飲みました。ホップスターIPAは新品種を試すシリーズで2020年にHBC692を使用したIPAを発売しました。HBC692は後にTalusという名前を貰い、ピンクグレープフルーツのような香りでIPAを支えるホップとなっています。今回はYQH1320を使用したIPAですが、こいつも将来大物になるかもしれません。
概要
生産地:三重県伊勢市
値段(税込):858円
味による区分:甘々フルーティーIPA
スタイル:シングルホップIPA
アルコール度数:7.0%
使用ホップ:YQH1320
※「味による区分」についてはこちらを参照
公式コメント
Yakima Quality Hops社はアメリカのホップサプライヤーです。新種ホップの提案をいただいたり、大口発注の品種に関してはどのロットのホップが良いか選択するホップセレクションに参加させていただいたりと販売会社を通して日頃から良くしていただいているメーカーです。今回「YQH1320」という2022年産から新規発売開始される品種を案内いただきました。流行りのアメリカンホップのいいところを足したようなニュアンスで、新商品のシングルホップビールでもありラベルにロゴを使用させていただきました。シングルホップのビールなので醸造工程の様々なタイミングでホップを投入して、味わいに複雑さを持たせました。
実は今回ホップは定番IPAの2倍量を使用しています。クリアな味わいは損なわないようにホップの投入温度や漬け込み時間などいつもと工程を変えて行いました。ホップの使用量が多くしたことと工程を調整したことで、YQH1320のアロマフレーバーキャラクターは存分に引き出しつつクリーンな味わいに仕上がりました。ディープゴールドカラーの外観。
「YQH1320」ホップ由来のグアバ、パッションフルーツ、グレープフルーツのような瑞々しい香りが立ち上がります。2022年産のYQH1320は、トロピカルな成分を特に多く含んでいるようで、トロピカルフルーツのようなホップフレーバーがしっかりと感じていただける仕上がりになりました。シングルホップならではのホップキャラクターを全面に楽しめるようにモルトフレーバーは必要最低限に抑えています。キレとコクのバランスが良いIPAです。
僕のレビュー
香り:パッションにマンゴー、トロピカル
味:入りがグアバ、あとからパッションにグレフル。入りにミントがいるかもしれない。ココナッツも見えてきた。トロピカル祭りだけど、苦みがないせいで締まりが悪いのが気になる。
総評
YQH1320のトロピカルフレーバーを満喫できるIPAでした。YQH1320を使ったIPAを飲むのは初めてですが、そのトロピカルフレーバーに圧倒されました。トロピカルフレーバーといえばMosaicやEl Doradoをイメージしますが、それらのトロピカルフルーツよりも種類が多く、濃度が濃い印象です。
このIPA単体の評価は甘すぎて好みじゃないなーって感じになります。しかし、YQH1320の味わいを理解する教科書としては素晴らしいものでした。このホップとはヘイジーIPAで再会したいですね。ドライホッピング系クリアなIPAの隠し味でもいい感じだと思います。
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