こんにちは。忽布古丹のKISSを飲みました。なんだか恥ずかしい名前ですが、公式コメントを見る限りそういう意図もあるみたいです。ビアパブで恥ずかしい思いをするのはいいと思うのですが、女性を口説くには使って欲しくないなぁと思います。日本酒の「くどき上手」をそういうのに使っていてスルーされているおじさんを見て悲しくなったことを思い出しました。
飲んだ日付:2023年9月6日
概要
産地:北海道富良野市
値段(税込):845円
味による区分:ニガニガ柑橘IPA
スタイル:ウエストコーストIPA
アルコール度数:7.0%
使用ホップ:Cascade,Chinook,Centennial,Columbus,Citra
※「味による区分」についてはこちらを参照
公式コメント
柑橘系のキャラクターを持つホップたちは「C系ホップ」と巷で呼ばれているように、頭の文字が「C」から始まることが多いのは、ユニークな共通点です。このビールもまた「Cascade(カスケード)」、「Chinook(チヌーク)」、「Centennial(センテニアル)」、「Columbus(コロンバス)」、「Citra(シトラ)」という「C」から始まる柑橘の要素を持つホップたちを使用しています。さらに、その内、地元の上富良野産ホップは3分の1を占めています。上富良野産ホップは「Cascade」という品種で、その比率を引き上げていくと、今どきのホップのような果実の弾けるような鮮烈さはやや落ち着いてしまいますが、忽布古丹醸造の地元産ホップ100%で作っている定番【nonno-ノンノ-(Pale Ale)※「花」という意味】のようにシトラス&フローラルで、ハーバルな余韻の優しい性格に育ってくれます。実際に、このWest Coast IPAからはnonnoのようなキャラクターを垣間見ることができます。その他の性格を書き連ねていくと、グレープフルーツやパッションフルーツのようなフレッシュな酸味、皮ごと丸齧りのシトラスビター、やや土っぽいニュアンス、最後にトロピカルな後押しがあります。West Coast IPAを名乗る以上、しっかりドライ&ビターです。また、焙煎したカラメルモルトの使用を極少量に抑えています。ビールの外観からもそれはお判りいただけることでしょう。温度が上がってくる後半まで甘ったるくならないように気を付けました。且つ、薄っぺらくならないギリギリの麦芽の配合を狙ってみましたが概ね良好と言えましょう。飲食店でこのビールを注文するときは、小恥ずかしいかもしれませんね。照れながら注文するお客さんと、クスッと笑う店員さん、そんなコミュニケーションを想像するだけで、私たちもビアバーに行きたくなります。そんな楽しい時間のきっかけになることを願っています。
僕のレビュー
香り:フローラル、グレフル、
味:フローラルとグレフルからの土と苦み。苦みはジンジンと続くけど強烈ではない。ボディはミディアムライト。
総評
ペールエールの延長線上のIPAでした。端的に言うと苦さが足りない感じがします。それ故に雑味が少なくなっているので、好みの問題になるでしょう。僕は雑味があってもいいからゴリっと苦いやつが好きなんだよなぁ~
コメント