こんにちは。Inkhorn x WCBのBird of Paradiseを飲みました。日本でもトップクラスの実力、人気を誇るブルワリーのコラボビールなので争奪戦が発生し、案の上敗北してました。少しクラフトビールが置いてある酒屋に何故か残っていたので保護した次第です。今回のコラボではInkhornで製造したものとWCBで製造したものの2種類ありましたが、こちらは前者に該当します。
飲んだ日付:2024年3月28日
概要
産地:東京都豊島区
値段(税込):1000円ぐらい
味による区分:ニガニガ柑橘IPA
スタイル:ヘイジーダブルIPA
アルコール度数:8.0%
使用ホップ:Freestyle Nelson Sauvin, Nelson Sauvin Cryo (NZ Hops x YCH)
※「味による区分」についてはこちらを参照
公式コメント
Nelson SauvinシングルホップのダブルIPAをWest Coast Brewingさんとのコラボで醸造しました。
見た目はグラスの向こう側が見えないOpaqueとも言える濁った見た目で、普段作るHazy IPAがHazyだとしたらカテゴライズするのが難しくなってきたのであえて何も特定しないDouble IPAとしてInkhorn Brewingからは販売します。
グアバ、ドライマンゴー、ピンクグレープフルーツ、ピーチといったフルーツ感強めの仕上がり。
収穫日が異なるFreestyle Hops社のNelson SauvinをWest Coast Brewingさんから購入させてもらい、入手しにくいこの貴重なホップを仕込み日とドライホップで使用。さらに発酵初日に少量のNelson Cryoもドライホップ。
これはWCBとレシピの打ち合わせをした際に初日にCryoでのDHを行うというのをコンセプトにしたもので、Inkhorn Brewingでは割とよく行うことをWCBで取り入れたらどうなるかといった実験的アプローチとなってます。
モルト構成は、前回のWCBコラボから一年以上が経過した2024年1月時点でお互いのモルト使用割合を比べてみるとウィートが多めなInkhornとオーツが多めのWCBとはっきりと違いが出ていたため、そこをお互いが歩み寄る形でInkhornでは普段よりもオーツ多め、WCBでは普段よりもウィート多めという調整がされています。
使うホップや原料を揃える形のコラボではなく、お互いが普段やっている事にお互いの要素を取り入れた形のコラボなので、WCBがよく使うFreestyle NelsonをInkhornで使い、Inkhornでよく使うNectatonをWCBで使うといったビールを楽しんでもらえると嬉しいです。
僕のレビュー
香り:グアバ、ピンクグレフル
ボディ:ライト+
味:サラサラ飲めるピンクグレフル。後味に渋みと共に白ブドウ。温くなるとハズレのマンゴーも伴い完成する。
総評
ネルソンのシングルホップとは思えない多層的な味わいでした。製法による風味の引き出し方もあると思いますが、それよりもFreestyle Hopsの品質の良さを感じます。
惜しむべきはWCB側で製造されたものを飲めなかったことでしょうか。両方飲むことで得られる知見もあったはずです。
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