京都醸造/開拓者 感想

その他のビール

こんにちは。京都醸造の開拓者を飲みました。この開拓者は六人の変革者というIPAの歴史をたどれるシリーズの第二段となります。第一弾の創始者は飲んでいませんが、原初の英国式のIPAをオマージュしたものらしいです。今回の開拓者は原初のアメリカのIPAで実質IPAの始まりと言ってもいいでしょう。

飲んだ日付:2023年5月20日

概要

生産地:京都府京都市
値段(税込):715円
味による区分:なし(ペールエールだと思う)
スタイル:アメリカンIPA
アルコール度数:6.0
使用ホップ:Polaris, Cascade, Idaho 7
※「味による区分」についてはこちらを参照

公式コメント

【味わいの特徴】
カリフォルニアで起こった現代のIPA旋風を想起させる”レトロ”なアメリカンIPA。淡い色味でシンプルな麦芽の個性、そして決め手は大量のカスケードホップ!
【相性の良い食事】
プルドポークサンド、スパイスを効かせた若鮎のフリット、シーザーサラダ
【名前の由来】
重苦しい伝統から一気に解放されるように、自由な発想で新たな道を築く。そこにはなんとしてでも自らの力で切り開くのだという強い信念と行動力を持つものだけが導かれるのだろう。IPAの陽気な味わいとは裏腹に、それが生まれた背景には、そうしたぴりっとした空気が漂っていたのかもしれない。
【醸造家の声】
時代ごとのIPAのトレンドに焦点をあてた六人の変革者シリーズ。前作の舞台、英国から現代のIPAが産声をあげたアメリカ西海岸へ移動します。

1970年代から80年代にかけて、アメリカ西海岸で松脂や柑橘香をもつ新種の実験的なホップを用いたビールを造る新興醸造所が現れ始めました。その黎明期には、今日スタンダードとされるIPAが生まれたのと同時に、スタイルとしてのIPAを確固たる存在にするホップのバラエティが広く知られることになりました。

それを決定づけることに一役を買った存在に、「カスケード」ホップが挙げられるでしょう。サンフランシスコのAnchor Steam醸造所が造ったLiberty Aleは、このホップを最も効果的に使った最初のビールでした。今回私たちが造った「開拓者」でも、このビールから得たインスピレーションを大きく採用しました。

初期のLiberty Aleの特徴である、淡い色味であること、煮沸時とドライホップ両方でカスケードホップを使うこと、そして苦み指数IBUが50ほどであることを今回の開拓者のレシピに取り入れ、その時代を代表する味わいを意識しました。少しのアレンジとして、カスケードの他にIdaho 7という種類も加え、ホップ感に深み与えました。この開拓者では、Liberty Aleのクローンのようなビールを造り出すことを目的としておらず、あくまでもクラフトビール界にとって大きな出来事となった一時代の雰囲気を感じてもらえるビールになればと考えています。知っている人なら、飲んだ瞬間にかつて飲んだLiberty Aleだ!と懐かしい気持ちになるでしょうし、初めての方ならきっと純粋なIPAの美味しさを体験することと思います。

僕のレビュー

香り:柑橘、フローラル、
味:柑橘、クリスプ、ほのかな苦み。ボディはとても軽くドリンカブル。

総評

IPAではなくペールエールでした。IPAにしてはホップの味わいが薄すぎます。ただ美味しいわけではなく物足りない感じ。ゼロカロリーの炭酸飲料を飲んでいるときのような感覚になります。

この感想はホップ量がインフレした現代に生きる私だから出た感想で、当時はびっくりするよう味わいだったのでしょう。そんなことを思いながら飲むのも趣がありますね。

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