こんにちは。Fair IsleのEugene Strataを飲みました。アメリカのファームハウスビールの名門Fair Isle。ファームハウス系らしくセゾンやバレルエイジビールが主力商品となっています。今回のEugene StrataはファームハウスIPA。500種以上IPAを飲んでいる僕でも初体験スタイルです。ファームハウス系は酸味が強いタイプだと勝手に思ってますが、どんな味わいになったのでしょうか?
飲んだ日付:2025年5月10日
概要
生産地:アメリカ ワシントン州
値段(税込):1,397円
味による区分:-
スタイル:ファームハウスIPA
アルコール度数:7.1%
使用ホップ:Mosaic,Citra,Strata
※「味による区分」についてはこちらを参照
公式コメント
MosaicとCitraをベースに、バッチごとに別の品種でドライホップをするFarmhouse IPAの「Eugene」シリーズ。今バッチはダンクでトロピカルフルーツの強烈なアロマで知られる、Crosby Hops社のStrataにフォーカス。グラスから溢れ出すタンジェリンのアロマと共に光る青々しくハーバルなノート。フィニッシュはスカッとドライでリフレッシングな喉越し。
僕のレビュー
香り:ファームハウス系の発酵臭、あとにトロピカルフルーツ。マンゴーとパッションフルーツの合わせ技。
ボディ:ライト
味:入りはファームハウスエールの酸味。後味にマンゴー系トロピカルがやってきてIPAであることを確認。苦みはないが後味にレモンの皮あり。
総評
酸味が控えめなサワーIPAみたいでした。入りはファームハウスエールの優しい酸味がやってきます。後にホップ由来であろうトロピカルフルーツがやってきて、レモンの皮の爽やかで舌に張り付く風味で終わり。ファームハウスエールと現代のウエストコーストIPAを足して2で割ったという感じです。
今時のサワーIPAについてモノ申したい人にはいいビールだと思います。かくいう僕もそういう人間なんですが…。何が言いたいかと言われると、「副原料をたくさん使用してホップの風味があまりしないビールをサワー”IPA”と呼ぶのは違うのではないのか」ということです。今回のEugene Strataはファームハウスの酸味とホップのトロピカルが共存しており、ファームハウスIPAを名乗るのに素晴らしい出来だと思います。繊細でワイルドな味わいが魅力なファームハウスエールと濃厚なホップを味わうIPAの合の子が欲しい人は少ないので、一般に普及することなさそうですが僕は好きなビールです。
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