こんにちは。忽布古丹のtripical paradeを飲みました。忽布古丹のヘイジーも珍しいものではなくなってきました。今回はRaw Aleの技術も盛り込んだらしいのでどんな仕上がりか楽しみです。忽布古丹も最新技術を盛り込み進化を続けてる素晴らしいブルワリーですが、知名度がそんなにないんですよね。なんででしょうね?
飲んだ日付:2023年12月30日
概要
産地:北海道上富良野町
値段(税込):919円
味による区分:すっきり植物IPA
スタイル:ヘイジーIPA
アルコール度数:7.5%
使用ホップ:HBC431,Mosaic,Strata,Cascade
※「味による区分」についてはこちらを参照
公式コメント
直営店「Tap Room BEER KOTAN」の3周年を記念してNew England IPAを醸造しました。これまでも、オープン記念には【LOVE PARADE-Triple Dry Hopped IPA-】、1周年記念には【STARLIGHT PARADE-New England IPA-】、2周年記念には【Afternoon Parade-New England Double IPA-】と、ホップの強く効いたものを作ってきました。今回の3周年記念は直営店スタッフの要望により、「アルコール度数を少し下げて、ミディアムボディで、桃っぽいトロピカルヘイジー系」との依頼でしたが、原材料の調達までの期間が短く、工場にあるホップでなんとか要望に応える必要がありました。桃のキャラクターを強く持つ「HBC431」の在庫はわずかだったためその効果は限定的かもしれません。
代替ホップとして、モザイクやストラタをメインにトロピカルな味わいを表現しました。これらのホップは同時に、ダンクや草っぽいフレーバーも兼ね備えているため、仕上がりは「桃」というより圧倒的に「草」っぽい印象です。さらに、今回もホップの使用量の1/3を上富良野町産ホップで占めています。カスケードホップ由来の柑橘や草っぽさがかなり溶け込んでいます。年度によって異なる表情もありますが、忽布古丹醸造オリジナルの品種で「白桃感」のあるホップがいるため、いつの日かそのホップでヘイジー系が醸せたら嬉しいですね。
また、アルコール度数を下げるとボディ感もが落ち過ぎてしまう可能性もあるため、そこはRaw Aleの手法を採用して補うことができたと思います。昨年まで手元にはなかったオプションです。私たちは国産原材料の可能性を信じて、ローカルへの理解を深め、世界との距離感を推し量ってきました。世界はローカルの集合体です。私たちは自分たちのアイデンティティを大切にし、自分たちにしかできない方法でこれからもローカルに根差し、多くの人に喜ばれるビールを醸していきたいと考えております。その発信基地でもある直営店「Tap Room BEER KOTAN」をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
僕のレビュー
香り:桃、オレンジ、草
ボディ:ミディアム
味:滑らかで優しい桃、後味に草と苦み。滑らかな口当たりでストレスなく飲める。
総評
草が主体のめずらいしいヘイジーIPAでした。ほんのりといる桃も心地よく飲みやすくていいです。忽布古丹の引き算の美学を感じるヘイジーだと言えます。
引き算を極めすぎて人によって物足りないと思うでしょう。ラーメンでいうと麺とスープのみの汁そばぐらいの引き算具合です。僕はそういうの好きなので全然問題ないですけどね。
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