こんにちは。Firestone WalkerのWookey Jackを飲みました。久々の登場となるブラックIPAです。しかも今回はアルコール度数も高く、ライを使用しているブラックライダブルIPAになります。ブラックIPAとライ麦の相性の良さは分かっているので期待大です。ドライホッピングがどのように作用しているか気になるところですが…
飲んだ日付:2025年6月1日
概要
生産地:アメリカ カルフォルニア州
値段(税込):891円
味による区分:-
スタイル:ブラックライダブルIPA
アルコール度数:8.3%
使用ホップ:Citra,Amarillo
※「味による区分」についてはこちらを参照
公式コメント
Firestone Walkerが初めて醸造したブラックIPA。Great American Beer Festivalで過去3回金賞を受賞した伝説のビール。
ただのブラックIPAではなく、ライモルトの投入によってスパイシーな味わいを実現したライブラックIPAで、シトラとアマリロホップを使ったドライホッピングが美しいシトラスフレイバーを生み出す。無濾過で無骨なこのWookey Jackは、仰々しい見た目とは裏腹にとてもソフトでまろやかな個性を持つ傑作だ。グラスに注ぐと、かすかにブラウンが混じったような黒色の液体にベージュのヘッドが厚めに乗る。アロマは強烈な松の樹脂とシトラスが漂い、目を閉じると明るい色をしたいつものIPAと感じてしまうほど。後からわずかにロースティーなモルトの香りが追いかけてくる。口に含むとまず青々しい草の苦みとライモルトのスパイシーさが現れ、さらにグレープフルーツ、キャラメル、かすかなダークフルーツが複雑に層を織りなす。フィニッシュはドライでビター。ビロードのように滑らかな口当たりはアルコール度数の高さを感じさせない。ホップファンを満足させるホップアロマ、凝縮された味わいに似つかわしくない飲みやすさを兼ね備える。
僕のレビュー
香り:たまり醤油、松、グレフル、深煎りコーヒー
ボディ:ミディアム
味:入りはローストモルトの焦げ感とビターチョコレート、後味に柑橘とたまり醤油。バックグラウンドにいる松が後からじわじわ出てくる。IPAが優勢。黒:IPAは4:6といったところか。温度上がるとライ麦のスパイシーが出てきてバランスが良くなる。
総評
IPAが優勢のタイプでした。入りこそローストモルトのニュアンスはいるものの、それ以降は柑橘と松が支配しています。ライ麦は初めこそおとなしいですが、温度が上がるにつれてスパイシーな輪郭が出てくる感じです。温くなった方がバランスが良く感じたので、ゆっくり時間をかけて飲むといいでしょう。
久々のブラックIPAでしたが、ちゃんとブラックIPAしていて良かったです。こんなことを言っているのは世に出回っているブラックIPAの半分以上が「ホップの味が少しする黒ビール」であり、ブラックIPAではないから。日本のブルワリーで多く、他にはないことをやりたいけど大衆も意識したいという思惑が透けてしまいます。今回は流石のFirestone Walker、ブラックIPAと言い切れるいいビールでした。
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