忽布古丹/日常麦酒(ホップコタン/ニチジョウムギシュ)感想

good!(美味しい)ニガニガ植物IPA

こんにちは。忽布古丹の日常麦酒を飲みました。日常シリーズは「新しい日常IPA」しか飲んでいませんが、シンプルながらも美味しいIPAだったことを覚えてます。今回はどんな日常を見せてくれるのでしょうか?

※「新しい日常IPA」のレビューはこちら

飲んだ日付:2023年3月19日

概要

生産地:北海道空知郡 上富良野町
値段(税込):792円
スタイル:IPA
味による区分:ニガニガ植物IPA
アルコール度数:7.0%
使用ホップ:不明
※「味による区分」についてはこちらを参照

公式コメント

埼玉は浦和の常設店『BEERNOVA URAWA』様の4周年記念IPA。4周年おめでとうございます!そして、4年連続ありがとうございます。恒例となっているテーマは「日常」。1回目は文字通り「日常IPA」、2回目はコロナによって多くの制限を強いられた日常だったため「新しい日常IPA」と名付けられました。昨年は厳しい制限も徐々に緩和されていき、3回目は「日常酒飯」という名前が付けられました。コロナウイルスはいまだ私たちの日常を脅かしますが、付き合い方も分かってきた今日この頃。今年のビール名は「日常麦酒(にちじょうばくしゅ)」とオーナーのかまくらさんが命名してくれました。

日常というものが普遍的ではなく、尊いものだということが分かったこの約3,4年。私たち自身、定点観測のようにこのビールを通して、1年前を振り返るきっかけにもなっています。世の中の「当たり前」に感謝して、ビールを美味しく飲める人生を謳歌していきたいものです。毎年、ややオールドファッションと思われるかもしれませんが、2014年以前に流行った典型的なAmerican IPAをイメージして作っています。今年のお題は「グラッシー」を頂きました。

ただ単に、グラッシーなキャラクターのホップを使うのでは面白みがないので、「ノーブルホップの牧草感なども取り込みませんか」とBEERNOVA URAWA様に相談したところ、これを快諾してくださり、忽布古丹醸造では試したことのない、「IPAにノーブルホップを効かせる」というアプローチを行ないました。トロピカルグラッシーとノーブルグラッシーを持つキャラクターの品種をブレンドしたドライホッピングが功を奏し、刈りたての芝生のような青さと、青み深いライム感のあるシトラスフレーバー、樹脂のようなパイニーなビターフィニッシュが楽しめるIPAになりました。どこか懐かしく、上品で、ほろ苦く、派手過ぎず、日常に寄り添えるような馴染み深い味わいになったと思います。

僕のレビュー

香り:白ブドウ、ライム
味:白ブドウに草、後味に松。バックグラウンドにライムがいる感じ。植物系にしては珍しく、草と松の2つがいるのが分かる。温くなると全ての要素の一体感が出てきてパインもくる。

総評

植物の要素が特徴的なIPAでした。味わい自体は植物系統がメインで白ブドウ、ライムといった果物がサブといった感じなのですが、植物の要素が他のIPAとは違います。IPAにおける植物は草か松のどちらかしかいないのですが、このIPAは前半に草、後半に松といった感じで両立しています。またノーブルホップのおかげかと思われますが、前半の草は上品で今までにない感じです。IPAにおけるノーブルホップの可能性を感じる美味しいIPAでした。

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