Fire Stone Walker/Mind Haze(ファイアーストーンウォーカー/マインド ヘイズ)感想

good!(美味しい)すっきりフルーティーIPA

こんにちは。Fire Stone WalkerのMind Hazeを飲みました。こちらのIPAアワード2021でヘイジー部門の大賞を取った思い出のIPAなのですが、こっちのブログには書いてなかったので改めて飲んでみることにしました。過去の自分のレビューを見ないで書きましたが思ったより似ててびっくりしました。変わらないものですね。

飲んだ日付:2023年9月20日

概要

産地:アメリカ カルフォルニア州
値段(税込):763円
味による区分:すっきりフルーティーIPA
スタイル:ヘイジーIPA
アルコール度数:6.2
使用ホップ:Cashmere, Mandarina, El Dorado, Idaho 7, Azacca, Mosaic, Cashmere
※「味による区分」についてはこちらを参照

公式コメント

Firestone Walkerにとって初Hazy IPA。

1年もの歳月をかけて試行錯誤を繰り返し完成した、Firestone WalkerらしいHazyスタイル。

きっかけは、ブリューマスターMattがドイツにあるGutmann Breweryを訪れたときに出会ったWeizenbock。

Weizenbockは、白い濁りのある、クリーミーな口当たりとトロピカルバナナのアロマが印象的な、ドイツで50年以上造り続けられている伝統的なビールスタイル。

この歴史的なビールからインスピレーションを得たMattはチームと共に、「誰もがHazy IPAだと納得でき、かつFirestone Walkerらしいオリジナルさも際立つ」ビール造りをスタートさせた。

同時に、Firestone Walkerの他のIPAと肩を並べる品質を追求した。

Mind Hazeの濁りは普通のHazyスタイルのビールのように酵母やスターチの残留物からのものではなく、自然のタンパク質、タンニン、そして酵素の働きからだとMattは説明する。

この自然の働きによって濁ったビールは、誰もがHazy IPAに期待する濃厚な口当たりと質感を生み出しただけでなく、高品質なHazy IPAにする事にも成功した。

Mind Hazeという名称は、カリフォルニアのセントラルコーストを常に覆っている霧、そして、Hazy IPAとは何を指すのかというアイディアを混乱させ曇らせる、といった2つの意味合いを含めて名付けられた。

グラスに注ぐとホップ由来の草や樹脂のような香りが溢れ出す。

そのすぐ後に、レモンやオレンジの皮のようなシトラスゼストの香り、ジューシーなトロピカルフルーツの香りが追いかけ、そして微かに甘いキャラメルやクラッカービスケットのようなモルトアロマを感じ取ることが出来る。

一口飲むと、パイナップルやライチなどのトロピカルフルーツのフレーバーが広がり、その中にもしっかりとした草や樹脂のような柔らかな苦みがあり、フルーティーさとマイルドな苦みが絶妙なバランスを取る。

ミドルボディで、フィニッシュはすっきりドライ。
ジューシーでありながらもすっきりとした飲み心地。

僕のレビュー

ボディ:ミディアム
味:ハズレのパインにオレンジから草と松脂、最後にほどよい苦みで締まる。普通のヘイジーとは異なる味わいだけどこういうのもいいね。果物味はそんなに濃くはなく、草や苦みがメインに思えるが、草もそんなに強くないのでフルーティー寄りということで。

総評

ヘイジーらしくないけどやっぱり美味しいですね。果物の味わいは薄く、後味の草と松脂が印象的です。ヘイジーらしい濃厚な果物もまろやかな口当たりも無く、クリアなIPAに近いと言えばいいのでしょうか。悪く言うと中途半端な印象ですけど、私は大好きです。

様々な要素があり、IPA全体で考えてもトップクラスにバランスがいいものだと言えます。全ての要素が80%ぐらいいます。母数は少なくて分類しませんでしたが、バランス型のIPAのお手本と言える1本でしょう。

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